蜘蛛の糸 5月2日

画像

芥川龍之介の有名な短編小説に「蜘蛛の糸」がある。

カンダタは自分だけが地獄から抜け出したいと、自分の後に続いてくる

蜘蛛の糸に縋る地獄の亡者に、細い蜘蛛の糸が切れるのを恐れ、

離せと怒声を浴びせ、そのため自分の上で蜘蛛の糸は切れてしまい

再び地獄に堕ちてしまうことになる。

もしもカンダタが怒声を浴びせず、そのまま極楽まで登って行けば、

お釈迦様はカンダタの下で蜘蛛の糸を切ってしまい、続く地獄の亡者は

真っ逆さまに地獄へ堕ちてゆくのであろうか。

僅かな希望にすがった地獄の亡者には残酷な話である。

カンダタが自分だけ助かりたいと身勝手になる気持ちは理解できる。

それに怒鳴っただけで、自分の下で蜘蛛の糸を切ろうとするような、

具体的な行動に出た訳ではない。

日常生活でも「ぶっ殺してやる」と言っただけで、実際に計画や行動を

起こさなければ殺人罪に問われることはない。

特に緊急避難の場合の利己的な行動を罪に問うのはあまりにも過酷である。

この話は良く出来ているが「慈悲」を説くお釈迦様のイメージは無い。

ちなみに極楽にいるのはお釈迦様ではなくて阿弥陀様ではないのかな。

写真は自宅の玄関先で咲いた鉢植えの「昼咲き月見草」である。





ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い

この記事へのコメント